eラーニング乗りかえガイド

【お悩みその5】学習状況が詳細に把握できていない

2014.09.03

各々の学習者がどこまで受講しているのか、理解度はどこまで進んでいるのか、こうした状況を把握するのは、eラーニング担当者の重要な仕事だ。LMSにはこれを支援する機能が実装されているので、担当者は各々の学習者がどんな状況にあるのかを把握できる。しかし、この重要な機能にもLMSによる使い勝手の差がある。使い勝手が良くて省力化できるものが良い。

学習状況のデータから示唆を得られるか

学習者の状況を把握する機能はLMSに必須の機能なので、どのシステムにも必ず付いている。非常に大切のことは、学習状況のデータから示唆が得られるかだ。一体どのような学習者が、高い成績を残せているのか。ある社員はどういうタイプの学習をする人なのか。例えば、A社員はこつこつ勉強するタイプで、B社員はある1日に一気に学習してしまうのか。

果たして、B社員は本当に高い業績を出せているだろうか。普段からB社員はこつこつと仕事をするのが苦手で、トラブルを引き起こしていないだろうか。色んな視点で、色んな示唆が得られるよう、データを加工できるシステム、もしくはデータをCSVなどでダウンロードして加工できれば良いだろう。

把握した学習状況に応じてメッセージでフォロー

担当者の仕事は、学習状況の把握だけではない。把握した学習状況から見えてきた課題について、学習者へのフォローが必要だ。

そんな時に役立つのがLMSのメッセージ機能だ。メールのように手軽に出せる機能で、LMS内だけでやり取りできるようになっている。組織が小さな会社であれば直接会話することでフォローすることも可能だが、大きな組織や受講者が遠隔地にいる場合は、そうはいかない。そんな時にメッセージ機能を効果的に使って学習者の疑問点や悩みを吸い上げ、効果的にフィードバックするようにしよう。

eラーニング受講の現場では目の前に端末しかないので、そこに人がいるという意識になりにくい。しかし、LMSの管理画面をこまめにチェックしてメッセージを発信するようにすれば、受講者には「誰かが見ている」「気にかけてくれている」という意識が働き、モチベーションの維持や向上につながるはずだ。

メッセージ機能を活用して受講率もアップ

メッセージ機能でやり取りをすることは、何も受講者の学習内容についてだけでなくても良い。教材の内容やeラーニング全体、ひいては会社の内部事情に関する内容をやり取りしても構わない。むしろ、そうした活発なやり取りが起きることでeラーニングへの関心が高まり、モチベーション、受講率の向上につながる。

そのメッセージで吸い上げた意見を運営に反映すれば、受講者のモチベーションはさらに向上することが期待できる。eラーニングというITツールを使っているため、どうしても運営もスマートに、ドライにと考えてしまいがちだが、運営側も受講側も、そこにいるのは全て人間だということを忘れてはならない。

この記事のまとめ

学習状況の把握というLMSの基本的な機能によって、得られた情報を基に、受講者に対するフォローや呼びかけを行うことは非常に重要で、そちらに時間を掛けるべきだからだ。

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